それは内宇宙からやってきた。

感謝します。失読な僕に言葉をくれた、あなたに。

醜い感情との戦い

子供の頃から、ずっと悩んでいた。
差別、貧困、戦争、障がい、老化。
自分の外の世界の事に対する感情の収拾がつかなかった。
いつも湧き上がるのは醜い感情。安全地帯に居るぼくの世界に対する軽蔑の感情。
頭の中の道徳が、感情を咎める。
自分の関心事から湧き上がるのは感情に翻弄されてきた。
考えてはいけない、目を背けては行けない。
相反する思考ルーチンに収拾がつかなかった。

でも、葬儀屋になる事で克服できた気がする。
自分で考えて、感情を受け入れ、事実と向き合う事が少しずつ出来るようになってきた。
今は少しでも学ぶ時間が、考える時間が欲しい。
だから仕事を辞める。

人間は、世界は残酷で醜い。
それが、ありのままで素晴らしい世界。
そう考える自分を信じる。
最近は不思議と、自分の感情が汚く感じなくなってきた。
ぼくは目を背けず、考えたい。
自分を信じたい。
伊藤さん、小島監督、さようなら。
ぼくは自分で考えて行きます。
ありがとう。