それは内宇宙からやってきた。

感謝します。失読な僕に言葉をくれた、あなたに。

死ぬのが怖いから、人生を歩めません。
作り話に興じるのは、忘れるため。
このままなにもわからなくなっていく。
自分から進んで忘れていく。
それはただ死を畏ているだけだ。
このままなにもできなくなっていく。
だけどせめてぼくの残りカスに、価値を与えられるなら、きっと。

ぼくが好きなあの本に書いてた事。
当時は訳がわからなかったあなたの言葉。
論理的ではないように感じた。
理解できませんでした。
だけども、今ならわかる気がする。
もう僕には分かる。
このために社会に出た。
労働をして、他人と関わり時間を奪われるのは、このためにあったんだ。
社会とは文学的実習時間だ。
きちんと修了しなければ解けない問いがある。
僕には分かる。
僕はこのために苦しむのだ。
僕は。